大人の間でも言われていることですが、子どもの場合も、食事バランスは健康に欠かせない重要なテーマの1つです。というのも、以下のような栄養のバランスが乱れている、そんな家庭が今では増えてきているとされているからです。

食事バランスの問題その1ですが、基本的に塩分、糖分を多く摂取しても良いことはなにもありません。最近では、白米を食べ過ぎると太りやすい体質を改善できない、と言われることが増えてきました。

ですが、これは白米を食べている人が太っているという意味ではなく、糖質を摂り過ぎると、どうしても太りやすい体質になってしまうので、このような注意喚起が目立つようになっているだけです。なぜ塩分、糖分を摂りすぎてしまうことがいけないのかというと、以下のような問題を引き起こすリスクが高まるからです。

塩分は、体内の血液(もしくは体液)を循環させる際に用いられています。つまり、栄養を補給した際に栄養を血管から運び出すのですが、その際に、円滑に栄養が体内をめぐっているかどうかは、塩分を適度に摂取しているかどうかにかかっているということです。

逆に、塩分をまったく摂取しない場合、血の巡りが悪くなってしまうので、血液がドロドロになってしまうこともあります。このような問題を放置されていると、体調不良を訴える回数が多くなり、食事そのものも楽しくなくなってしまうことがあります。

なので、減塩の味噌汁などを食べることは問題ないので、極端に塩分の摂取を減らすのは体に良くありません。また、人間の脳というのは適度に栄養が補給されていないと、正常に動作しないという問題も存在します。

脳には多くの栄養が行き渡っていると思われがちですが、栄養の補給、運搬が上手に行われていないと、脳以外の内臓などに多くの栄養が行き渡り、かわって脳にはあまり栄養が行き渡らなくなるのです。このような問題も存在しますので、過度な食事制限、塩分の制限だけは避けたほうが良いでしょう。

脳の問題の中には不眠症に関する問題もあります。なので、脳の健康を考慮して塩分を摂取したほうが、健康な毎日を送れるようになるのです。

食事バランスの問題その2は、糖分による血の巡りの悪化です。塩分だけでも血の巡りが悪くなることはありますが、糖分を摂取しすぎると呆けてしまうことが多くなり、体を動かすことそのものが億劫になってしまうのです。

というのも、糖分はエネルギーに変換されやすい性質があるため、大量に摂取してしまうと、血の巡りが一時的にかなり良くなってしまうからです。しかし、その後に血液が普通の状態、もしくは巡りが悪い状態になってしまうと、運動されていないのに疲れを感じるような状況になってしまうのです。

このような問題は、子どもに対して特に配慮したほうが良い問題です。というのも、子どもが好きなハンバーグ、チャーハンには多くの塩分、糖分が含まれていますし、良く食べる子は大きく育つと思っている親が多いからです。

どのような食事であっても、基本的に大量摂取に意味はありませんので注意してください。また、血の巡りをなるべく悪化させたくない場合、食事中に休憩を挟むような形で、小まめな水分補給を行わせたほうが良いでしょう。

水分をしっかりと補給すると、それだけで血の巡りが良くなりやすいですし、お腹に水が溜まるので、過度な食事を行うリスクも低減します。